どうも!!鳥本アキラ(@akiratorimoto)です!
今回はQ&A方式で記事を書きたいと思います。
音声版は上のリンクからどうぞ
Q.うつ病の治療法とはどのようなものですか?
「うつになったら、薬飲んで寝とけ!」みたいに思ってる人も少なくないと思います。
実際は、そんなに簡単な話ではないですよ。
A.
厚生労働省のサイトより引用します。
通常のうつ病治療の考え方
「うつ病はこころの風邪。早く薬をのんで休養をとりましょう」という啓発活動が、不適切な形で広まっているのではないでしょうか。考えないといけないこころの問題を軽視して、薬で治そうとする患者さんが増えた気がしますし、出す薬の種類を変えるしかしない医師が増えたようにも思います。うつ病治療の主な考え方を記します。
- 身体疾患や薬剤がうつ状態の原因であったり、うつ状態に影響を与えていたりしないか検討します。もし可能性があれば、身体疾患の治療や薬剤の中止あるいは変更を考慮します。この場合も、うつ状態が重症であれば抗うつ薬療法を併用します。
- 身体疾患や薬剤が関係しておらず、うつ状態が表2のような基準を満たす場合は、抗うつ薬療法を考えます。ただし、うつ病が軽症である場合は、抗うつ薬がそれほど有効でないとする報告もありますので、抗うつ薬は期待される有効性と副作用を慎重に検討する必要があります。また、躁うつ病のうつ状態では原則として抗うつ薬を用いず、気分安定薬に分類される薬剤を処方します。
- 環境のストレスが大きい場合は調整可能かどうかを検討し、対応します。過去にいろいろな場面でうまく適応できず、うつ状態になっているような人で、性格面で検討すべき問題がある場合は、精神療法として一緒に考えていく必要があります。
抗うつ薬療法
抗うつ薬療法が好ましいと思われる状態の場合、最近はいわゆるSSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)を用いられることが多いです。
SSRIは副作用が少ないと思われがちですが、頭痛、下痢、嘔気などはよくみられます。また服薬開始には、セロトニン症候群、減量や中止時には退薬症候群といって、かえって不安感やイライラ感が強くなったようにみえることもあります。
「SSRIが発売されて、精神医学を専門としない医師にもうつ病治療が可能になった」かのような話を耳にすることがありますが、それほど簡単に使える薬ではありません。SSRIやSNRI(セロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬)という分類で薬物治療の方針が示されることもありますが、薬剤ごとに副作用や薬物相互作用の差が小さくありません。個々の薬剤について、論文や添付文書を読んで適切に使う必要があります。まずはきちんと決められた通りに服用することが大切です。そのほかの治療法
うつ病の精神療法の中には認知行動療法、対人関係療法などがあります。認知行動療法のひとつとして、有効性の検証までには時間がかかるとしても、職場復帰を目的としたリワークが注目されています。また、難治性うつ病や抗うつ薬の副作用が出やすい高齢者に対する無けいれん電撃療法も重要な選択肢です。
薬だけに頼るのではなく、環境や原因も考えることが大事です。
また、認知行動療法という認知のゆがみを直す方法も効果があると海外では言われております。
どうしても自分を責める考え方をしてしまう人などは、カウンセリングを受けると効果あるかもしれないです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。鳥本アキラでした!。。!
※最新記事情報を知りたい方は下のリンクをクリックしてツイッターをフォローしてください!
※なにか相談したい人は気軽にDMくださいね!