哲学科出身でありながら経営コンサルとして活躍中の山口周さんの本「武器になる哲学」について書評を書いていきます。
とても面白かったです。
【目次】
「武器になる哲学」はこういう本
この本は、ビジネスマンのための「哲学の使い方」をまとめた1冊です。哲学というと、これまでは「実世界では使えない教養」と捉えられてきましたが、それは誤解です。実際は、ビジネスマンが、「クリティカルシンキング」つまり現状のシステムへの批判精神を持つために、とても重要な示唆をくれる学問です。
本書の著者、山口周さんは、慶応義塾大学大学院の哲学科出身でありながら、経営コンサルとして現役で活躍する異色の経歴の持ち主。独自の視点から、「ビジネスマン向け」に役立つ哲学の思想、用語を解説します。
「武器になる哲学」で面白かったところ
ぼくが面白かったのは、08 アンガージュマン 人生を「芸術作品」のように創造せよ というところです。
アンガージュマンとは英語で言うエンゲージメントのことで、主体的にコミットするみたいな意味になります。
何にコミットするかと言うと2つあり
- 自身の行動
- 「世界」
の2つです。
すごく面白いと思ったのが、サルトルによると、自分と世界を分けるのではなく、自分たちの働きかけによって世界はできているので、自分の外側の一部として世界を捉えているところです。
その「世界」に対して、自分は何を想像していくのか?という考えはブロガーであるぼくも考えさせられました。
「武器になる哲学」はこういう人におすすめ
このようにとても考えさせられることが50個もありますので、考えることが好きな人にこそ読んでいただきたいと思います。
また、働いてる人にとっては、盾にも剣にもなる哲学の宝庫だと思います。
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ここまでお読みいただきありがとうございました!
鳥本明でした!